「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載が、40年でついに終了という衝撃的なニュースが流れた。
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自分が生まれた1976年からの連載ということで特別な存在だった「こち亀」。その出会いは中1の夏休み、旅行中に立ち寄った本屋だった。当時新刊だった59巻を手に取り、立ち読みしていたら面白くて、ほとんど読み終わってしまったが購入したのが初めて。

それ以来新刊を買いつづけ、さらに友人から57,58巻を譲り受け、高校生になるとお小遣いにゆとりが出てきて、56巻以前もあっという間に集めてしまった。コミック用の天井まである本棚は、こち亀が何段も占め、いったいどこまで続くんだろう、いつか子供ができたら父の生まれ育った時代を、こち亀を通じて語ろうと思い集め続けてきた。

しかし結婚後の引っ越しの際、160巻以上というあまりの多さについに全巻手放してしまった。今思えば本当にもったいないことをしたと悔やまれる。そしていつしか店頭には199巻が並び、いよいよ200巻かと陰ながら祝福していた矢先、「ついに連載終了」のニュースには愕然とした。

しかし40年もの長きにわたって連載をするというのは、並大抵の苦労ではないと思う。だから「秋本先生お疲れさまでした。まずはゆっくり休んでください。」と言いたかったのだが、何と次回作に意欲的だとか。さすが秋本先生、やはり超人である。