すでに2週間ほど過ぎてしまいましたが、6月8日、わが家に新しい家族が増えました。


 それは、猫のダイヤです オス、1〜2歳です。
 妻がずーっと猫を欲しがっていたのですが、3月11日の大震災で被災した福島の飯舘村から救出されてきたうちの1匹だそうです。里親会に足を運び、ちゃんと飼えるか面談をした上で引き取ることになりました。
 震災でどんな大変な思いをしたか想像も及びませんが、初めはとにかく臆病で部屋の隅に隠れたままで一切鳴きもしません。しかし日を追うごとに食事も採り、トイレもして、やっとわが家になれてきました。
 育った環境と変わるとしつけなどが心配で子猫から育てたかったのですが、うちのダイヤくんはとてもおとなしく、教えていないのにトイレもできるし、まったく手がかかりません。あまりにシャイなので妻は寂しそうですが、最近になってやっと部屋が暗い時に限り、姿を現しておもちゃで遊んだりもします。
 おとなしすぎて心配していましたが、わずか半月でだいぶ慣れてきたので安心しました。すこしずつでも新しい生活に慣れてのびのび暮らして欲しいです。


 避難所では飼えないなど、被災地では多くの動物が助けを求めています。ボランティアで保護をしている団体もありますが、ケージ(かご)や場所に限りがあるため、頻繁に里親会が開催されています。新しい家族を迎えたい方は一度里親会に足を運んでみてください。